2015年5月号記事
2025 幸福実現党の設計図
第1回
世界で稼げる農業
幸福実現党が訴えている政策は、「人間は永遠の生命を持ち、自らを高め、この世の発展に貢献するために生まれてくる」という人間観、霊的人生観に基づいています。「政府が国民に何をするか」ではなく、「国民一人ひとりが自ら幸福をつかみ、
社会や国家を発展させる」姿を理想とし、努力すれば報われる国をつくる方法を探究しています。
新たにスタートする本シリーズでは、幸福実現党が描く日本や世界の10年後の設計図を、テーマごとに紹介していきます。
第1回目は農業政策。「農業は弱いから国が補助金を出して保護すべきだ」と考える人は多いですが、本当にそうでしょうか。農業の力を解き放ち、「努力すれば稼げる農業」のビジョンと実現への道筋を示します。
(編集部 小川佳世子、小林真由美/
幸福実現党政務調査会、党山形県本部副代表・城取良太)
ひと目でわかる日本の農業の現状
1 農業従事者の高齢化と、若い担い手不足が続いている
農業に従事する人口が年々減少、高齢化
平均年齢は66.5歳!
1990年比 半減の239万人!
耕されていない農地が年々増加
耕作放棄地の広さは滋賀県と同じ!
2 生産や流通に制約が多く、「稼ぐ力」が弱い
農作物の売上は減少傾向
農業従事者の6割がコメ農家。
価格が下がるのを防ぐため田んぼを減らす「減反」でコメの生産量を調整している。
日本の農業は転換期にあります。安倍晋三首相は「攻めの農林水産業」と銘打ち、農協改革と輸出強化を打ち出しました。
しかし幸福実現党は、2009年の立党当初より「日本の農業は世界で戦える」と訴えてきました。
さまざまな課題を抱える日本の農業ですが、生産額は先進国の中では世界2位。南北に長く高低差の大きい国土から、一年中多様な作物が獲れる「農業大国」と言えます。
若き挑戦者も出てきています。千葉県の農事組合法人「和郷園」には億単位の売上を持つ農家もいます。日本の果物は海外でも高値で取引され、優れた農業技術は世界中で評価されています。
このように、無限の富を生み出す潜在力を持つ日本の農業。規制を取り払い、「自助努力の精神」「経営マインド」を取り入れれば、「世界で稼げる成長産業」へと変わることができます。
その方法について、次ページから見ていきましょう。
設計図1 農業を担う若者が増える
設計図2 まじめに働く農家が豊かになり、地方が活性化
設計図3 日本の農業が世界で稼ぎ、食糧問題を解決する