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昨年1年間に「孤立死」した人が2万1856人に上っていたことが、11日に発表した内閣府と警察庁の調査で明らかにされました。

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内閣府は、社会的な孤独や孤立の実態を把握するため、誰にも看取られることなく自宅で1人で亡くなり、死後8日以上経過して発見された人を「孤立死」した人と位置付け、その数を初めて推計。その数が2万1856人に上ったことを発表しました。

男女別では、男性が1万7000人超(約8割)、女性が4000人超でした。また年齢別にみると、80代以上が4000人超、70代が8000人超、60代が5000人超と、高齢者が多数を占めています。

自宅で1人で亡くなった人のうち、4割弱が当日か翌日に発見されており、7割超は1週間以内に発見されていたといいます。

内閣府は、単身世帯の増加などによって、孤独や孤立の問題が深刻化することを懸念しており、今後、各自治体とも連携して孤立死を防ぐための施策を検討するとしています。

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