2025年2月号記事

地域シリーズ 宮城・山形・福島

家計も企業も助かる!

積極的に原発を動かし、東北の電気代を安くしよう

宮城・山形・福島に電力を供給する女川原発2号機が再稼働した。原発を動かすことで、どれだけ家計や企業は助かるのか。

仙台市内から車で約1時間半、山々に囲まれ、青く輝く三陸リアス式海岸に面して建つ東北電力の女川原子力発電所(宮城県女川町、石巻市)。この2号機が、2011年3月11日の東日本大震災で停止して以来、約13年半ぶりに再稼働した。

震災後、東北電力が運営する女川原発1~3号機と東通原発(青森県)は全て停止していたが、今回、東日本で初めての原発再稼働となった。

女川原発は東北6県と新潟に電力を供給しているため、その再稼働は、宮城はもちろん、山形や福島の人々の生活に大きなプラスを生む(下図)

仙台市在住で、幸福実現党の宮城県本部代表を務める石川園江さん(50代)は次のように語る。

「女川原発はもっと早く稼働するべきだったと思います。私の周囲では再稼働に反対する声はあまり聞きません。また以前、幸福実現党の仲間が女川町を回った時に、『女川原発を稼働してほしいけれど、あまり大っぴらに言えない』というお声を聞いていました。地元の新聞は、再稼働に否定的な論調の報道をしていたので、現地の声が反映されていないなと感じていました」

福島でも強制避難は必要なかった

震災時、女川原発は、3基とも自動停止し、正常に冷温停止した。だが、福島第一原発と同じ沸騰水型の原子炉だったため、原子力規制委員会の審査が厳しく、再稼働までに膨大な時間がかかった。一方、福島第一原発は、津波で全電源を喪失、炉心溶融し、最後は水素爆発を起こした。

ただ、福島原発での事故が直接の原因で亡くなった人はおらず、当時、現地で個人線量を測った専門家の調査で、放射線による福島の人々への健康被害はなく、強制避難も必要なかったことが明らかになっている(*)。これは「日本の原発技術は非常に優れている」ことを意味する。安全な原発を活用することが、東北の未来を拓くことになる。

(*)本誌2023年11月号「『原発アレルギー』の克服が南東北を強くする」で詳述。

21858_01

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

 
次ページからのポイント(有料記事)

原発の再稼働で600億円のコストが抑えられる

「安い電気」で、多くの工場が東北に集まる

「CO2ゼロ」が、東北の産業を衰退させる

大川総裁は「原発を手放してはなりません」と震災4日後に語っていた

映画『ドラゴン・ハート―霊界探訪記―』 2025年5月23日公開