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数千個のポケベルが遠隔操作で一斉に爆発し、数十人が死亡した中東レバノンの事件。「日本製」と書かれたトランシーバーも爆破するなど、「無線機器の危険性」が指摘されています。

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台湾メーカー(製造元はハンガリー)のポケベルを使用するイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の戦闘員を狙った事件の背後には、「イスラエルがいる」と米紙ニューヨーク・タイムズが報じています。日台のメーカーはいずれも事件との関係を否定していますが、イスラエルは過去にも、携帯電話を爆破させて標的を暗殺したことがあり、通信機器を軍事利用してきました。

ヒズボラの最高指導者は19日、イスラエルによる「宣戦布告」と非難。イスラエル軍は報復に先んじて、同日夜にヒズボラのミサイル発射基地を約100カ所空爆し、破壊したと発表しました。

この事件により、「遠隔操作のリスク」が指摘されると、中東では、利害関係で対立することが多い西側諸国のメーカーから、中国製に切り替える動きが出ていると言われています。

さらに別の例では、チェチェンの首長が電動ピックアップトラック「サイバートラック」に乗る映像を流すと、突然「遠隔操作で車を止められた」と主張しているなど、外部に接続する機器のリスクが顕在化しています。

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