《ニュース》
中国四川省成都市の高架橋に、民主化を求める垂れ幕が掲げられたことを、米ラジオ・フリー・アジアや共同通信などが報じています。
《詳細》
この抗議活動を最初に報告したのは、「X」上で活動する市民ジャーナリストです。投稿によれば、15日の早朝、成都市のバスターミナル付近の高架橋に、三つの垂れ幕が掲げられたといいます。それぞれには「政治体制改革なくして国家の復興なし」「人民は無制限の権力を持つ政党を必要としていない」「中国には方向を示す者は必要ない。民主主義こそが方向だ」など、民主化を訴えるスローガンが書かれていました。
幕を掲げた男性が、その写真を、多くのフォロワーを持つ市民ジャーナリストに提供したといいます。男性の身元は不明ですが、抗議のために1年間準備したとのこと。その後、本人とは連絡が取れない状態が続いているといいます。
陸橋に幕を掲げる抗議方法は、2022年の「白紙運動」のきっかけの一つとなった、「北京四通橋で習近平批判の横断幕が掲げられた事件」を彷彿とさせます。触発されたものである可能性が高いです。
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