2025年5月号記事

HSU 神様の学問

入門編

ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)の教師陣があるべき学問の姿について語る新シリーズ

第10回

アレントの政治哲学が説く「自由の創設」の真意

松本智治

松本 智治

(まつもと・ともはる)東京大学文学部卒。修士(人間科学)。2010年、第2回幸福の科学ユートピア学術賞「大賞」を受賞。HSU人間幸福学部アソシエイト・プロフェッサー。主な著書に『HSUテキスト14 応用教学A』(HSU出版会)など。

「20世紀を代表する女性」と言われているのが、政治哲学者ハンナ・アレントです。ドイツ系ユダヤ人のアレントは、若き日に当時を代表する知性であるハイデガーやヤスパースに師事しますが、ナチスの迫害を逃れ、アメリカにわたります。戦後、アメリカで『全体主義の起源』を発表し、ナチズムの根源を解明、一躍言論界の脚光を浴びました。

その後、「アイヒマン裁判」では有名な「悪の凡庸さ」という言葉を発し、ユダヤ社会から大きなバッシングを受けつつも、「何が真実なのか」を探究し続けたことで知られています。


Book

世界を創りかえる新しい学問の創造

『世界を創りかえる新しい学問の創造』

HSU出版会 編 幸福の科学出版

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