2023年6月号記事

ニュースのミカタ

社会

「リベラル」は、なだらかに地獄へと続く舗装道路である

世界の民主主義国を中心に、LGBTQ(性的少数者)の人権保護や気候変動対策の推進などといった「リベラル」な活動が推し進められています。

3月末には、東京・永田町の国会内で、LGBTQの人権保護を促進する国際団体が、5月に広島で開催される主要7カ国(G7)サミットでの課題を提言する国際会議を開催。出席者からは、「日本は同姓婚を認め、LGBT差別禁止法を整備するなどして具体的な取り組みをリードすべき」などという意見が出されました。

また4月半ばには、北海道・札幌市でG7の気候・エネルギー・環境相会合が開催され、二酸化炭素の排出削減対策が取られていない石炭や天然ガスなどの化石燃料について、「段階的廃止」を加速するという共同声明が採択されました。さらに、2035年までに2019年比で60%の温室効果ガスを削減するという目標も掲げられました。