電灯や蓄音機など、1000件以上もの特許を取った発明王トーマス・エジソンは晩年、死者の話を聞く「霊界通信機」を研究していた。

エジソンの死後、1948年に出版された著書『Diary and Sundry Observations』の最終章には、霊界通信機の構想が記されていた。しかし、再版時に最終章が削除されたため、その記録は失われかけていた。

そんな中、フランスで同書の完全版の仏訳版が見つかった。このほど、霊界通信機に関する記述も含めた完全版が出版される。同書に解説を寄せた哲学者のフィリペ・ボードワン氏によると、エジソンは、霊界通信機の研究に協力した技師と、先に死んだ方が「生きている方にあの世からメッセージを発信するよう試みる」と約束するなど、真剣そのものだったという。(6日付AFP通信)

エジソンは神秘思想家のブラバツキー夫人と交流があり、夫人の開く神智学会にも出席したことがある。同書にも、死後の生命の存在を信じていることを伺わせる記述がある。

このエジソンの霊言を、大川隆法・幸福の科学総裁は1985年に収録していた。エジソンの霊は、霊界通信機の使い方について、「先祖と話をする」「地獄に落ちている霊を救済する」など具体的に述べていた(『大川隆法霊言集 第10巻』〔幸福の科学の精舎、支部で頒布〕に収録)。

大川総裁は2013年にもエジソンの霊言を収録。エジソンの霊に、未来科学にふさわしいテーマは何かを尋ねた(『トーマス・エジソンの未来科学リーディング』(幸福の科学出版刊)収録)。

エジソンの霊は再び「霊界通信機」について質問され、「『霊界を絡めた場合のエネルギーの法則は、いったい、どうなっているのか』、まだ十分に解明できていないんだよ。ここのところは、研究の余地がある」と、霊界の真実を探究する科学の可能性を語った。

エジソンの霊はこの他にも未来科学についてさまざまなアイデアを出しているが、霊界を前提にした研究である「霊界科学」の発展を何よりも願っているに違いない。(居)

【関連書籍】

幸福の科学出版 『トーマス・エジソンの未来科学リーディング』 大川隆法著

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