2015年3月号記事

「永遠の0」も描かなかった真実

日本軍は世界一人道的だった


contents


Part3 人種問題

日本軍は、ナチスのように他の民族を差別したのでしょうか。

ウソ 日本軍は他民族を差別した

真実 迫害に苦しむ人々を助けた

いち早くユダヤ人保護に動いた日本軍

敦賀への上陸を待つユダヤ人。

大戦中、欧米諸国さえもナチスを恐れ、迫害されたユダヤ人を見放す中、日本軍は、ユダヤ人保護に奔走しました。

1940年前後、ユダヤ人はリトアニアなどからシベリア鉄道に乗り、満州に逃れてきました。知らせを受けた日本政府内では、難民の受け入れに慎重論が出ましたが、満州の樋口季一郎少将が五族協和を説いたことで、ユダヤ人の入国が許可されました。

日本軍がユダヤ人保護に動き出したことで、民間人もユダヤ人に温かく接しました。着のみ着のままで逃げ出した難民に、憐みを感じた日本の旅行代理店「ジャパン・ツーリスト・ビューロー」(現在のJTB)の満州の職員は、彼らの持ち物を自腹で買い取り、切符代を捻出してやりました。

また、満州から日本経由でアメリカに渡ろうとするユダヤ人もいました。その中継地である福井県敦賀では、地元住民がリンゴなどを無償で提供し、温かい風呂に入れてやりました。

ある時計店の店主は、ユダヤ人が空の財布を見せて空腹を訴えたため、彼らの時計や指輪などを買い取ると、ユダヤ人は近くのうどん屋に駆け込んだといいます。ユダヤ人は後年、「敦賀の町が天国に見えた」「畳の上の温もりがうれしかった」などと語っています。

次ページからのポイント

日本の敗戦とともに自決した中国人がいた

日本軍は人種差別と戦いユダヤ人を救った

八紘一宇の真実