「世界は日本のリーダーシップを歓迎する」。日本人として嬉しくもあり反省もさせられるそんな言葉が、13日付英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューンに出ている。国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」の幹部による、北朝鮮の人権問題についての寄稿だ。日本が世界からどう見られてきたか分かり耳が痛い。

以下、同紙より抜粋。

  • 日本は、国内では民主主義が盛んなくせに、外交面では人権問題について慎重なことで知られる。他国との関係をこじらせず、日本の経済的利益を損なわず、過去の戦争について批判されないよう、人権問題についての発言はほぼ皆無だ。国連では西側諸国に「右へ倣え」で投票するが、自ら矢面に立つのを怖がり、イニシアチブを取ることはまずなかった。
  • 安倍首相はそれを変えようとしているのかもしれない。政権に就くとすぐ、北朝鮮の人権問題に関する調査委員会を設置するよう国連人権理事会に働きかけ、3月には設置の決議が満場一致で採択された。

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