2025年5月号記事

地域シリーズ 四国

地獄絵図や曼荼羅が示す「あの世」

今、新しい仏教が説き直されている

映画『ドラゴン・ハート─霊界探訪記─』の舞台となる四国で、「あの世」の実在を伝え続けてきた仏弟子の使命とは。

四国八十八箇所霊場を擁する四国には、数多くの仏教寺院がある。

仏教は、「良いことをした人は来世は極楽(天国)に行き、悪いことをしたら地獄で罰を受ける」と教えてきた。善人が報われず、悪人が栄えているように見えても、「あの世」「霊界」まで含めれば、つじつまが合っている、ということだ。

ところが、仏教学者の中には、釈尊が「魂やあの世」を否定したとみる人もいる。「釈尊は『無我の教え』を説いた。『我』が本来ないなら、死んだら何もなくなる」というのだ。

「死んだら終わり」では決してない

しかし、大川隆法・幸福の科学総裁は徳島県での法話で「何十年かの人生を生き、やがて、あの世に還ります」「死んで、肉体を火葬場で焼かれ、お墓に入れられたら、それで終わりではない」(*1)と言い切る。

大川総裁は1981年3月23日、24歳の時に高級霊界からの通信が始まってからは、「本当の高級霊かどうか、霊言の内容をずっと検証していた」(*2)。そうした真摯な検証の上に、600回を超える公開霊言を発刊してきた。

中には、徳島県川島町(現・吉野川市)の実家で霊言を収録していた時、真夏だったのに地獄霊が現れるとヒヤッとして寒くなり、実際に部屋の温度計が「二度くらい下がった」という経験もあるという。

大川総裁は「いかなる有名な学者とか仏教家が『霊なんかない』とか『あの世なんかない』とか『死んだら終わりだ』とか、いくら言っても、絶対に信じてはいけません」と指摘する(*3)。それが、死後まで含めた私たちの幸福にとって、極めて重要だからだ。

(*1)アスティとくしまでの法話「人類幸福化の原点」(『伝道の法』所収)
(*2)法話「自己中心的な生き方はなぜ問題なのか」
(*3)『地獄界探訪

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。


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映画の舞台として、徳島市内や吉野川市、美馬市、三好市など四国・徳島の美しい風景が数多く登場する。
映画『ドラゴン・ハート─霊界探訪記─』公式サイト https://hs-movies.jp/dragon-heart/

 
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