新型コロナウィルスによる関連倒産で、負債額1000万円を超える件数は、全国で1122件に上ると、東京商工リサーチがこのほど発表した。
政府が発出した緊急事態宣言が再延長され、飲食業などを中心に経済活動が制限されている。飲食業のコロナ破たんは206件となり、他の業種と比べて突出(負債1000万円未満含む)。業績不振が続き、体力がない中小企業から退場し、経済的な影響が広がっているという。
コロナ禍にあえぐ企業やビジネスマンが続出する中、大川隆法・幸福の科学総裁は9日、「私の成功の要因」と題した法話を行い、苦境を乗り越える考え方を、自身の経験や教訓などを交えて示した。
上から指示されなくても、考えて特技を生かす
3月7日で幸福の科学が宗教法人設立30周年を迎えたことにあたり、大川総裁は冒頭、かつて、「会社の寿命は30年」と言われていたことを振り返り、宗教と企業は必ずしも同じではないものの、運営の難しさでは同じであるとし、大きな組織になれば、末端がどうなっているかが分からなくなると指摘した。
そして、組織の上から細かい指示が出されなくても、現場の担当者は、戦闘機のパイロットのように360度を見ながら考えて、自分の特技を生かして、顧客の新規開拓を進め、新たな顧客と価値を生み出す「開拓者精神」が大事であると語った。
営業力・伝道力の源泉は「記憶力」
コロナ禍で、集客力が低下し、業績が悪化しているところが多い。相手のニーズを掴み、的確な接客などを行うには、そもそも担当者が膨大な商品知識を覚えているのかが問われる。
大川総裁は、「宙(ちゅう)でものが言えるというか、いちいちメモを見たり調べたりしなければ言えない人と、頭の中に入ってて言える人とでは、相当の差がある」と指摘。記憶力は、仕事能力の速度と質を上げ、それが営業力の向上につながるとし、宗教においても、記憶力は伝道力に変わるという。
最後に大川総裁は、幸福の科学では一般的な会社レベルの仕事が当然求められ、その上で自らの認識力を高め、人の悩みを解決する力も必要であるがゆえに、幸福の科学で仕事をして、成功できるような人は、他のところでも成功できると説き、教えにある帝王学なども実践できれば、組織を永続させることができるとした。
本法話では、上記の内容以外にも、次のような論点が言及された。
- 顧客を獲得するために、意識すべきポイントとは?
- 会社の中で作られた「信用」が、仕事の幅を決める
- 顧客に必要なものを見極める力は、●●だった
- 人間の営みを教える宗教の一番の強みは、仕事でも大切な●●
- お墓が"倉庫管理業"ではない理由
- 「人の気持ちを読む」ことがビジネスでいかに重要か
- 仏教の「盛者必衰(じょうしゃひっすい)の理(ことわり)」はビジネスにも当てはまる!?
- 説法によって人を集める際に意識していたこととは?
ここに紹介したのは法話のごく一部です。
詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727
火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00
・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス
【関連書籍】
『私の人生論』
幸福の科学出版 大川隆法著
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