オバマ外交で中東はどうなる? - そもそも解説 3分で分かる「世界の政治・経済のなぜ」
2014.02.28
2014年4月号記事
そもそも解説
3分で分かる「世界の政治・経済のなぜ」
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- ユーロ危機の今後は?
- 世界同時株安が続く?
テレビや新聞では連日のように、デモや紛争、経済などの国際ニュースが飛び交っている。何が問題になっているのか、理解したいと思いながらも、調べるのが大変だったり、よく分からないままのものも多いのでは。こうした国際問題でよく話題になるものを選び、ポイントを理解できるよう、基礎知識や前提知識を整理してみた。
(編集部 近藤雅之、小川佳世子、山下格史、山本慧)
オバマ外交で中東はどうなる?
中東では今、イランの核開発問題やシリア内戦が長引いています。紛争やテロが多いこの地域の問題には、アメリカが深く関わっているので、今回は第2次大戦後のアメリカ外交を中心に中東情勢を理解してみましょう。
戦中、ナチスから激しい迫害を受けたユダヤ人は、過去2千年もの間、国を持てず、世界を放浪していました。戦後、アメリカとイギリスを中心に同情の声が上がり、国連はユダヤ人のために、地中海に面したパレスチナ地域の3分の2の土地を分けて、イスラエルを建国させました。
しかし、その地域はユダヤ教、キリスト教、イスラム教共通の聖地であるエルサレムを含んでいました。そのため、イスラム教徒が多いアラブ民族の国々は、大事な聖地を奪われたと反発。 1973年までにイスラエルと4度の中東戦争を戦いました。
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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