2023年の地球が観測史上最も暑かったと報告 何が何でも温室効果ガスに結びつける報道には要注意!

2024.01.13

《ニュース》

世界気象機関(WMO)は12日、2023年の世界平均気温が観測史上最も高かったと発表しました。

《詳細》

WMOによると、23年の世界平均気温は、産業革命以前の基準とされる1850~1900年の平均から1.45度上昇しました。特に後半での上昇が目立ち、6月から12月までのすべての月で、月ごとの最高気温を更新したといいます。

報告では、南米ペルー沖の海水温が上昇する「エルニーニョ現象」の影響が大きかったと指摘しています。このエルニーニョは発生翌年以降に世界全体の気温に大きく影響を与えるため、「24年はさらに暑くなる可能性がある」としています。

そのほか、気温上昇が海面水温の上昇、山火事、集中豪雨や洪水などの発生にもつながったと指摘しています。

WMOのセレステ・サウロ事務局長は、「温室効果ガスの排出を大幅に削減し、再生可能エネルギーへの移行を加速させなければならない」と訴えています。また国連のグテレス事務総長も声明で、「人類の行動が地球を焼き焦がしている」と警告しました。

なお、欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス(C3S)」も9日、世界平均気温が観測史上最高を記録したと、同様の発表をしています。

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タグ: 山火事  CO2  エルニーニョ現象  洪水  最高気温  脱炭素  温室効果ガス  WMO  地球温暖化 

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