2022年11月号記事
Interview
地域を発展させる「秘策」
山形県 福島県
山形県、福島県で活動する幸福実現党の議員に、地域での取り組みやこれからのビジョンについて聞いた。
新庄の絆づくりの担い手として皆様のお声を市政に届ける
幸福実現党 山形県新庄市議会議員
山科 春美
(やましな・はるみ) 1966年生まれ。新庄市立萩野中学校、山形県立新庄南高等学校卒業。銀行勤務などを経て、2019年に初当選。幸福実現党新庄市地区代表。家族は夫、長男夫婦、次男、父、母。好きな言葉は「感謝」。
日頃から、地域のお困りごとを伺っています。これまでにも「木が邪魔なので切ってもらいたい」「倒れそうな空き家があるので応急措置をしてもらいたい」などのお声を伺い、対応してまいりました。
地域の支え合いを推進
議員になる以前の10年前から、地域の皆さんと花壇づくりに取り組んでいます。国道沿いの花壇に花がなかったため、手を挙げたことをきっかけに始まったのですが、今では参加者も増え、交流の場ともなっています。
昨年12月には防災士の資格を取り、地域の防災組織づくりのために必要な知識を学びました。一人暮らしの要支援者の方のリスト整備の推進や、自主防災組織の取り組みなどを進めたいと考えています。
お茶飲み会の復活で高齢者が元気に
災害時に地域で自助・共助を実践するにも、普段からの絆づくりが大切だと強く感じています。町内で「お茶飲み会が開催されなくなった」という声をいただいたのですが、ご高齢の方が多く、日取りを決めたり、準備をするのが負担になっていたことが分かりました。そこで、準備をお手伝いするようにしたところ、月に1回の集まりが復活し、3年になります。皆さん会って話をするだけですごく元気になるので、ご家族からも喜ばれています。このモデルは他地区にも広げられればと思います。
今後も、新庄の皆様のお声を市政に届けてまいります。(談)
若者も高齢者も生き生き暮らせる小野町へ
幸福実現党 福島県小野町議会議員
会田 百合子
(あいた・ゆりこ)1962年生まれ。小野市立小野新町中学校、福島県立小野高等学校卒業。会社員。2020年に初当選。幸福実現党福島県本部代表。家族は長男。好きな言葉は「コツコツと努力する者が最後に勝つ」。
2019年の台風19号では、夏井川が氾濫し、小野町でも中心部の家が転居してしまって更地になりました。この土地を県は公園にする計画ですが、町としては駐車場にしたいと要望しています。商店街は後継者の問題もあってシャッター街になっているため、活性化のために有効なインフラ整備を進めたいと考え、調整を進めています。
高齢者への過度な外出自粛の見直し
コロナの感染拡大以降、「家族に外出してはいけないと言われた」と引きこもっている高齢の方がいます。町で毎日、「不要不急の外出はしないように」という放送がかかるので、その通り受け取ってしまうのです。運動不足で健康を害する恐れがあるので、こうした過剰な外出自粛は見直しが必要と考えています。
一方、70代になっても働き続けたいが、都市部に行かないと働く場所がないとの話も伺いました。町も企業誘致を行っていますが、高齢者が町内で働けるようサポートを進めてまいります。
若い人が求めるのは一時金より「適度」なお付き合い
小野町では若者向けの施策として、一時金などの支給が目白押しです。ただ実際には、若い方から「近所のお付き合いにお金がかかりすぎる」ために地元に住みにくい、などの実情も伺っています。
地域のお付き合いも大切にしながら、世代を超えて協力しやすく、参加しやすい地域づくりに取り組んでまいります。