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在仏中国大使である盧沙野氏は3日、仏テレビ局「BFM TV」の番組で「(中国が台湾を)統一したら、再教育する」と発言し、物議を醸しています。

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アメリカのナンシー・ペロシ下院議長の台湾訪問を受けて、盧氏は番組内で、「10、20年前、台湾の人口の大半は(中国による)統一に賛成していたのに、なぜ今は反対しているのか? それは、(台湾の)民進党が反中のプロパガンダを大量に流したからだ」と虚偽の歴史観を主張し、「(中国が台湾を)統一したら、再教育する」と発言しました。

さらに、台湾の人々が中国共産党の統治を受け入れることに好意的になっており、中国本土に対して、"愛国的"になっているとの独自の考えを展開しました。

こうした発言は、仏メディアを中心に物議を醸しています。蘆氏が言及した「台湾への再教育」は、現在、中国の新疆ウイグル自治区内で行われている弾圧を彷彿とさせ、台湾への侵攻が実現すれば、同様の悲惨なジェノサイドが起きかねないとの危機感が募っています。

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