《ニュース》

背後に中国がいると見られるハッカー集団がこの数カ月、インドの給電網にサイバー攻撃を仕掛けていることを、米サイバーセキュリティ企業のレコーデッド・フューチャー社が報告書で明らかにしています。

《詳細》

6日に公表された報告書によれば、この数カ月間、インド北部にある7つの給電施設がハッキングされていたことが分かりました。施設はどれも、送電網をリアルタイムで制御するためのもので、2020年6月に死者が出た中印国境紛争地帯に近接しています。

ハッキングが中国国家安全部や人民解放軍と関連が深いマルウェアによって行われていたことから、報告書は中国政府の支援を受けた攻撃と推定。

具体的な被害が出たわけではなさそうですが、「重要インフラシステムに関する情報収集を目的としているか、将来の活動のための事前準備である可能性が高い」「将来の有事作戦に備えてシステム全体への十分なアクセスを得ることなどが(目的として)考えられる」とされています。

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