《ニュース》
南米ペルーで28日、故アルベルト・フジモリ元大統領の長女で日系3世のケイコ・フジモリ氏が大統領に就任しました。
《詳細》
保守政党「人民勢力党」の党首であるフジモリ氏は、6月7日に行われた大統領決選投票で、左派の対立候補ロベルト・サンチェス元貿易・観光相を接戦の末制し、左派からの政権交代を果たしました。
約1800万票のうち、その票差はわずか5万票。フジモリ氏が922万3000票(全体の50.13%)を獲得し、サンチェス氏の917万3000票(全体の49.86%)を上回りました。
今回が4度目の大統領選への挑戦となったフジモリ氏は、大統領就任式典の演説で、「私の主な目標は、何百万人ものペルー国民を苦しめている深刻な社会格差を解消することだ。包括的で連帯に満ちた繁栄を生み出す経済成長を取り戻す」と訴えました。
またペルーでは、麻薬組織や違法金採掘の利権を争う犯罪組織が国境を越えて活動するなど、治安悪化が深刻化しています(ペルーはコカインの主原料であるコカの生産世界2位。世界1位は隣国コロンビア)。フジモリ氏は国境地帯での犯罪組織の流入阻止や巨大刑務所の建設に取り組むとしています。外交面ではトランプ米政権や日本、中南米の保守政権との連携を強化する方針です。
フジモリ氏は、10年間で9人目のペルー大統領となります。ペルーでは、政治的分断や汚職疑惑、税制上の課題などを背景に、5年間の大統領任期を全うした指導者は一人もいません。フジモリ氏が政治的混乱を収束させることができるか、その手腕に注目が集まっています。
《どう見るか》























