ウクライナを巡って、世界は大混乱の中にある。22日にロシアがウクライナ東部の一部地区の独立を承認したことで、アメリカのバイデン大統領は「ロシアがウクライナ侵攻を始めた」と表明。24日には、ロシア軍がウクライナの軍事施設に攻撃をかけるなど、戦闘は激しさを増している。

各国はロシアへの制裁を表明しているが、「プーチンがどこまで続けるのか」を見極めるのは極めて難しいのも事実だろう。

そうした中、大川隆法・幸福の科学総裁は24日、「ロシア軍がウクライナの軍事施設を攻撃した」ことが報道される前のタイミングでプーチン大統領の守護霊霊言を収録。本霊言は、幸福の科学の支部・精舎などで開示されている。

2012年以降、プーチン氏の守護霊霊言は重ねて収録されてきた。大川総裁は冒頭の解説で、「(プーチン大統領は)本人の考え方と守護霊の考え方の同通度はかなり高い方。全然正反対の人もいるが、8割程度くらいは、守護霊が言っていることは本人の考えで、だいたい一緒とみていい」と指摘している。

また、今回の収録の目的について大川総裁は、「どういう考えを持っているかをあらかじめ伺って、今後の判断や予測の材料にしていく」ことであり、「最高指導者の考え方を読み解くということでも十分な仕事にはなると思う」とコメントした。

ウクライナはロシアの安全保障上、重大な意味がある

ロシアはこれまで、ウクライナが北大西洋条約機構(NATO)に加盟することに反対し、「ウクライナ非加盟の保障」を求めてきたが、合意には至っていない。プーチン氏守護霊は、欧米が理解していない、「ロシアにとってのウクライナの重大な意味」について熱心に語った。

ロシアは欧州側にウクライナが取り込まれることを恐れているといい、「アメリカ製の核兵器、核ミサイルを並べられたら、もう喉元に並べられる状態で、10分ぐらいでモスクワ壊滅になる」と語った。また、歴史的にも「ウクライナがなかったら、ナポレオン戦争も、ヒットラー戦争も(ロシアが)負けていた可能性はかなり高い」とし、NATO・EU側にウクライナが組み入れられることは受け入れられないと断固主張した。

EUはもはや解体されても構わない

また、プーチン氏守護霊は、対ロシアを念頭に作られたNATOも、欧州連合(EU)についても、もはや「要らない」とした。

EUは、「アメリカを抜く勢いの日本に備えてつくられたものだった」と指摘。現在、ドイツとフランス以外はほとんどが弱小国で、弱者連合みたいになっているとして、「EUというよく分からない亡霊が立ち上がって、汁を吸おうとしている人たち(弱小国)が、蛭みたいになってくっついて血を吸っている状態、あれ、だいぶ切り落とさなきゃ駄目なので」と、解体されても構わないと指摘している。

アメリカが覇権国であり続けてもいいのか?

プーチン氏守護霊は、アメリカ一国が覇権を握る現状にも異論を述べ、「バイデンが『民主主義 対 専制国家』という対立図式を言っているけど、何でバイデンの言うこと聞かなきゃいけない。何でアメリカの言うとおりに世界が動かなきゃいけない」と憤慨。

バイデン大統領については「単純に戦後の国の領土の線引きを変えるのは許されないって言っているが、アメリカはいろんなことで戦争してきたんだけれど、あれは何なんだ」として、アフガニスタンやイラク占領の問題、ベトナム戦争や朝鮮戦争の後の混乱などを挙げ、「やっぱり、この覇権は独走させちゃいけない」と、アメリカに覇権国としての過去の行動の反省を求めた。

ロシアと中国とでは、軍事行動の理由が根本的に違う

ロシアの「ウクライナ侵攻」報道においては、台湾など周辺国への侵攻を進める中国に「力による現状変更を許さない」ためにも、ロシアを許すべきではない、という論調も多い。

しかし、プーチン氏守護霊は、ロシアと中国の行動は根本的に違うと主張。ロシアの場合、ソ連邦の国が独立させられ、ロシア系住民が人権弾圧されているところがあるために一部保護しなければいけない部分もあると説明し、「今、中国がチベット人やウイグル人を弾圧した、モンゴル人を弾圧した、あるいは台湾を取りに行こうというのと、ちょっと違うことは違う」としている。

日本はもっと独立心を持ち、政治的主導性を発揮すべき

プーチン氏守護霊は、「日本はアメリカに占領されたのだから、あんまり尻尾を振りすぎるのはもう戦後の一時期でやめたほうがいいと思う」と指摘。マッカーサーが朝鮮戦争のときに、「日本は軍備を持つべきだ」と言った段階で変えるべきだったとして、それができず、何十年も放置した日本の政治家には問題があるのではないかとした。

ロシアから見た日本については、「私たちから見れば、日本はまだアメリカの準植民地であるというふうに見えている」として、「日本の指導者はやっぱり、残念ながらもうちょっと独立志向はあってもいいんじゃないか」と語り、ロシアのウクライナ攻撃に伴う日本の制裁については、「日本は中立でもいいかもしれない」と、自国の主導で対応することを期待した。

欧米発の情報だけでは分からない、プーチン氏側から見た世界のあり方が伺える霊言となった。各国の出方によって、未来がどのように変わっていくか予測するにあたって、必聴の霊言と言えるだろう。

上記は霊言のごく一部であり、他にも以下のような論点が語られた。

  • プーチン大統領が考える「落としどころ」とは
  • 北方四島について、今はどう考える?
  • 中南米の国々が「英語を使わない」理由は?
  • アメリカ大統領選の「トランプ疑惑」をどう考えるか
  • 北朝鮮がミサイルを発射している理由とは
  • プーチン大統領が、習近平国家主席に頼まれたこと
  • トランプ氏がロシア大統領だったら、何をすると思うか?
  • アメリカのホワイトハウスをどう見ているか
  • 朝鮮半島や台湾、中国南部についての大胆な提案

 

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。

詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

・幸福の科学サービスセンター Tel:03-5793-1727

火~金/10:00~20:00 土日祝(月曜を除く)/10:00~18:00

・同グループサイトの支部や精舎へのアクセス

http://map.happy-science.jp/まで。

 

 

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