《本記事のポイント》

  • 北朝鮮は、アメリカ本土を攻撃できる能力を高めている。
  • 中国は、アメリカに代わって「世界支配」を固めている。
  • アメリカは北朝鮮に「短期で大規模な攻撃」、日本は「核装備」が必要。

7月に入り、北朝鮮の脅威がアメリカ本土に迫っていることが明らかになっている。

アメリカの独立記念日の4日、北朝鮮は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射に成功したことを発表した。今回、「ロフテッド軌道」と呼ばれる高い軌道で打ち上げられたが、通常の角度で打ち上げれば6000キロメートル前後は飛び、米アラスカ州に届くとみられる。

北朝鮮は今後2~3年以内に、核弾頭を載せたICBMでアメリカ本土を攻撃できる能力を持つという。

さらに20日には、米CNNが、北朝鮮の「ロメオ級潜水艦」が、同国の潜水艦としては48時間という異例の長時間航行を行ったことを報じた。

今後、技術力を高め、太平洋に侵出するようになれば、陸上からの発射とは違い、極めて探知されにくい形で、核やミサイルをアメリカ本土に撃ち込めることになる。

そうなれば、アメリカは自国民の安全を優先せざるを得なくなり、同盟国や友好国を見捨てる状況も生まれてくる。

「中国と手を組んできたが、こんなものか」

北朝鮮の暴走については、"保護者"である中国が抑えつけるはずではなかったのか。

中国の習近平・国家主席は4月、トランプ米大統領との会談で、北朝鮮の暴走を抑えることを約束し、アメリカが北朝鮮に対して具体的な制裁行動を取るまで「100日」の猶予を求めていた。

しかし冒頭のように、その後も北朝鮮はミサイル実験を繰り返し、「100日」の期限である7月になっても暴走ぶりは変わらない。

同月5日には、トランプ氏がツイッターで、「中国と北朝鮮との間の貿易は、第1四半期に約40%増加した。アメリカは中国と手を組んできたが、こんなものか」と指摘。トランプ氏は、習氏にだまされていることに気づき始めている。

アメリカと中国の「逆転」は、国際社会にとって望ましいか

それを尻目に、習氏は、7月上旬にドイツで開かれた主要20カ国・地域首脳会談(G20)に出席。この席で、中国を拠点にアジアや中東などを経由してヨーロッパまでを陸路と海路でつなぐ壮大な「一帯一路」の経済圏構想について、「世界的枠組みのG20の目的にかなう」と誇らしげにアピールした。

北朝鮮という国際社会の"問題児"を横目に、中国は着々と「世界支配」を固めている。

かたや、トランプ氏は保護貿易などの問題で他国とは距離ができている。世界をリードしてきたアメリカと、先進国の支援に頼ってきた中国の立場が逆転したような印象が広がっている。

しかし、アメリカと中国の「逆転」は、果たして国際社会にとって望ましいことなのか。

アメリカは、神の目を意識しながら、世界に自由や民主主義という価値観を広めてきた。他国に対して多少"乱暴"なところもあるが、その都度修正をかけ、「正しさ」を追求している。

一方、中国は、唯物論・無神論の共産党が政府を指導する独裁体制で、ウイグルやチベットなどで宗教を弾圧し、虐殺を繰り広げてきた。権力闘争のためには、何百万、何千万もの自国民を殺している。

そんな中国が国際秩序の中心に立とうとし、それを前にアメリカが立ち往生している。それが現在の国際社会の現状だ。

「滅びる覚悟はあるのか?」

大川隆法・幸福の科学総裁は7月19日、「清水幾太郎の新霊言」を行い、社会学者の清水幾太郎(1907~88年)の霊に軍拡を続ける中国・北朝鮮問題について話を聞いた。

なお、以下の内容は、22日に緊急発刊された『戦後保守言論界のリーダー 清水幾太郎の新霊言』に収録されている。

清水氏は生前、左翼から保守に転向し、日本の核武装を主張したオピニオンリーダー。霊言の冒頭で、「滅びる覚悟はあるのか?」と日本人に警鐘を鳴らし、中国・北朝鮮政策で立ち往生しているアメリカの現状を憂えた。

清水氏の霊は、アメリカは、小型ジェット機のようなトマホーク(巡航ミサイル)を使った北朝鮮への攻撃も可能だが、その場合、韓国や日本が報復され、100万人以上の犠牲が出る可能性が高く、トランプ氏は決断できない状態であることに触れた。

ただ、それ以外にも有効な手段があるという。

大規模爆風爆弾(MOAB)だ。この爆弾は、周囲数百メートルを吹き飛ばして廃墟にし、半径1000メートル以上を爆風が襲う。米空軍が4月、アフガニスタンのイスラム過激派組織「イスラム国」のトンネル施設に、初めて投下したものだ。

この核兵器以外の通常兵器で最大の破壊力を持つと言われるMOABを、北朝鮮の主要な軍事施設などに一斉に落とす。

清水氏の霊は、韓国や日本に対して反撃する時間を与えないよう、「 トランプ大統領は一刻も早く、できるだけ短い間で強大な破壊力を示して、(北朝鮮が)戦意をなくすような攻撃をしてほしい 」と指摘した。

「核武装した方がいい」

また、日本に対しては、「 核武装した方がいい 」と明言。

確かに、日本が核を持てば、北朝鮮は手出しできなくなる。アメリカからの「核シェアリング」も有効だが、日本独自で核開発に着手すべきだろう。

アメリカの反発も予想されるが、むしろ日本はアメリカを説得し、北朝鮮・中国の野望をくじかなければいけない。現状を傍観していては、取り返しがつかなくなる。中朝の軍拡を、今こそ食い止めるために、日米が具体的に行動すべきだ。

今が、北朝鮮の金正恩氏の暴走を止める「ラストチャンス」ではないか。

霊言では他にも、次のようなポイントについて語られた。

  • 今の日本の政治状況は、過去の日本の「ある時期」と似ている。
  • トランプ政権が考えていた、「北朝鮮の核放棄」の現状。
  • 北朝鮮と中国が見抜いている「民主主義国家の弱点」。
  • ソ連崩壊時に、日本が国家戦略としてやるべきだったこと。
  • ビル・クリントン氏は、歴史に残る〇〇大統領。
  • ソ連崩壊の要因を、中国でもやるべき。
  • 科学技術の発展度合いと国家の強弱の関係性。

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

ここに紹介したのは霊言のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。

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http://map.happy-science.jp/ まで。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『戦後保守言論界のリーダー 清水幾太郎の新霊言』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1894

幸福の科学出版 『核か、反核か 社会学者・清水幾太郎の霊言』 大川隆法著

https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=799

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