ロックダウン下のウイグル都市で一日20人以上の餓死者が出た 内情がバレないように中国は"錯乱策"を講じる

2022.10.01

画像:新疆ウイグル自治区内の様子を報じたRFAのサイト。

《ニュース》

米政府系メディア「ラジオ・フリー・アジア(RFA)」はこのほど、新型コロナウィルスの感染拡大に伴いロックダウンが行われている新疆ウイグル自治区で9月15日だけで、少なくとも22人が、飢えなどで亡くなったことを報じました。

《詳細》

今月16日に第20回中国共産党大会を控える中で、中国各地では厳しい封鎖管理の実施と解除が繰り返されています。その中で、9月中旬、「ゼロコロナ政策」は食料不足をもたらし、餓死者を増やしているとして、新疆ウイグル自治区の都市グルシャでは、600人以上のウイグル人によるデモ活動が行われました。

その他にも中国の「ゼロコロナ政策」で隔離されたウイグル人からの救援を求める声が、中国のSNS上で飛び交っています。特に、9月15日に100人に上る死者が出たという投稿は、大きな話題を呼んでいました。

RFAは、SNSの情報の真偽を確かめるべく、グルシャ市当局や警察の調査を実施。RFAの取材に対して、グルシャ市の職員、警察職員は共に「餓死者が22人程度」と答え、詳細な情報の公開は拒否しました。

グルシャ市在住のハリエット・ベクリさんは自身のSNSを通して、「当局は、私の夫であり、(グルシャ市内の)ケペキュジ村の議長を務めるハルムター・オメルジャンを殺しました。私がかけた電話に、(地元当局の)だれも応答してくれませんでした」と述べ、飢餓状態にある住民が多くいるにもかかわらず何もしなかった地元当局を批判しています。

その他にも、食料の配達を希望すると法外な費用が請求され、配達されたとしても住宅管理者が食料の受け取りを拒否したとする報告も相次いでいます。

《どう見るか》

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タグ: コメント洪水キャンペーン  餓死  食料  ゼロコロナ  ロックダウン  ウイグル 

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