EVメーカーのテスラが新疆ウイグル自治区にショールーム開設 深まる中国依存で、高まるリスク

2022.01.04

中国・四川省のテスラ販売店。 画像: B.Zhou / Shutterstock.com

《ニュース》

アメリカの電気自動車(EV)メーカーのテスラが2021年末、新疆ウイグル自治区で販売店の営業を開始したことを発表しました。

《詳細》

テスラは21年12月31日、中国版ツイッターのウェイボーに、区都であるウルムチで販売店の営業を開始したと投稿しました。「22年、新疆でEVの旅を一緒に始めよう」と呼びかけ、現地での開設式典の写真が添えられました。

テスラは22年1月2日の発表で、世界の納車台数が前年比87%増の93万台余りになっていると発表。特に中国事業の伸びが大きく、調査会社マークラインズによれば、21年1月から11月のテスラの販売台数全体に占める中国での販売の割合は47%となっており、33%になっているアメリカでの販売を逆転しています(4日付日経新聞)。

テスラは21年6月にも、EVの充電ステーションをウルムチに2カ所、新疆ウイグル自治区全体では7カ所に設置していることを発表。「シルクロード5000キロ」に、EVの充電拠点を27カ所設置したことも明かすなど、今後も投資を続ける方針を示しています。

《どう見るか》

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タグ: 人権弾圧  電気自動車  強制労働  新疆ウイグル自治区  テスラ  北京五輪  ボイコット 

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