2024年10月号記事

迫りくるAIの支配に打ち克つ

想像を超えるAIの進化を、甘く見てはならない。
しかし同時に、人間の持つ"潜在能力"の偉大さにも、気がつかなくてはならない。


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迫りくるAIの支配に打ち克つ - Part 3 「悟性」とは何か? AIを凌駕する「心」の中心柱


AIを凌駕する「心」の中心柱

「悟性」とは何か?

ここまで見てきた通り、理屈や説明、情報処理を超えた「直観力」や「洞察力」、「感化力」を発揮する人々が、各界に存在する。それらは単なる頭脳を超えた「心」の作用の中でも、特に心の中心柱にある「悟性」という精神機能の働きだ。

こうした仕事は、たとえAIの処理能力が人間の脳を超える「シンギュラリティ」と呼ばれる現象が起きたとしても、決して代替されることはない。

どうすれば、このような力を磨き出せるのか。

大川総裁は「悟性」を磨き出すためには「まず、自分自身は、実は、肉体から発生しているものではないのだ。(中略)「脳の作用が自分だと思うのも間違いである。神経の作用が自分だと思うのも間違いであるということに気づくことです」と説く(*1)。

つまり、自分の本質が「心」という、目に見えない存在である感覚を持つことが、第一歩となる。

ここで改めて、「脳」や「心」の関係、構造を整理してみる。自分自身に照らし合わせながら、イメージしてみてほしい。

(*1)『心に目覚める

※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。

 

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