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政府が22日に了承した2022年版の防衛白書では、中国とロシアが軍事的な連携を強める可能性について、「懸念を持って注視する必要がある」と明記し、21年版の「動向を注視」よりも強い表現を使って、中露の連携問題を懸念し始めています。

《詳細》

日米豪印4カ国(クアッド)首脳会合が開催された5月、中露の爆撃機が日本列島を沿う形で編隊飛行し、6月には両国の海軍艦船がそれぞれ日本列島を周回しました。その際、ロシア海軍7隻は千葉県・犬吠埼(いぬぼうさき)の南東約180キロメートル、中国海軍3隻が同約220キロを通過。今月にも、中国とロシア海軍のフリゲート艦各1隻が相次いで尖閣諸島の接続水域に入るなど、中露軍の動向が活発化しています。

防衛白書では、中露爆撃機が飛行したことなどに触れ、「我が国を取り巻く安全保障環境に直接的な影響を与えるのみならず、米国や欧州への戦略的影響も考えられる」と明記し、ロシアにとって「中国との政治・軍事的協力の重要性はこれまで以上に高まる可能性がある」と指摘しました。

21日付産経新聞は、ロシア―ウクライナ戦争が始まった前後5カ月間を比較すると、中露海軍艦艇による海峡通過などが、約2.3倍に増えていると報じていました。

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