《ニュース》

政府による新型コロナウィルス対策の基本的対処方針が23日に変更され、マスクの着用についての考え方が変更になったことを受けて、各都道府県の感染対策が変更になるなど、各地で動きが広がっています。厚生労働省はマスクの着用の必要がない場面などをリーフレットにまとめました。

《詳細》

政府はマスクの着用について、屋外では周囲との距離が十分とれなくても、会話が少なければ必ずしも着用の必要はないと正式決定しました。

これを受けて厚生労働省が25日にホームページで公表したリーフレットには、マスクを着用する必要がない場面として、屋外では2メートル以上の距離を空けての会話や公園での散歩やランニング、サイクリングなどのほか、通勤で人とすれ違うときなど、会話をほとんど行わない場合を例示。屋内では、2メートル以上の距離を確保しての図書館での読書や芸術鑑賞などを例に挙げています。

一方で、距離が確保できない屋内や通勤ラッシュ、人込み、高齢の方と会う時や病院などではマスクを着用するよう呼びかけています。

また熱中症防止の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では外すよう推奨。就学前の子供に対しては、2歳未満の乳幼児のマスク着用は奨めず、2歳以上は、保育所などではマスク着用を一律には求めないとしています。文部科学省は24日、学校現場でマスクの着用が必要のない場面として、体育の授業では屋外のほかプールや体育館も対象となるなど具体的に明記し、全国に通知しました。

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