《ニュース》
文科省が2024年度にデジタル教科書の本格的な導入を進める中、デジタル媒体による記憶力や理解度における悪影響が懸念されています。
このテーマについて調査を行ってきた読売新聞は10日、全国の公立小中学校329校を対象にしたアンケート結果を報じ、現場で上がっている懸念の声を紹介しました。
《詳細》
アンケートは3月に行われ、紙の教科書とデジタル教科書で、理解度および定着度の度合いについて聞いたとのこと。結果としては、「どちらかと言えば理解度、定着度が高い」を合わせて、紙が31%、デジタルが18%と、紙優位と考える回答が目立ったと報じられています。
加えて、「デジタルへの全面移行」についての懸念は、「ある」と答えたのが28%、「ややある」と答えたのが58%で、合わせて9割近くが懸念を示しているといいます。さらには読売新聞の別の記事によれば、「児童生徒が授業と関係ない操作に集中する」と回答した学校は62%に上ったとのことです(4月21日付デジタル版)。
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