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英紙フィナンシャル・タイムズが1日、バイデン米政権に対して、中国製品の関税を維持するよう求める論説を掲載しました。

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バイデン政権は現在、長期化するインフレの逆風を受けており、今秋の中間選挙を見据えて、具体的な成果をあげることが求められています。そこで検討されているのが、一部の中国製品の関税を下げることです。

アメリカの保守論客であるオレン・キャス氏が英紙に対し、「中国の輸入製品に対する関税を引き下げれば、急激な物価上昇を緩和するかもしれないとアメリカ人を説得する運動が、バイデン政権高官の主導で進行中である」と指摘します。

米メディア「アクシオス」も4月29日に、ジャネット・イエレン長官を含む財務省のエコノミストが、国家安全保障会議の中国タカ派と論戦していると報道。イエレン氏は別のメディアの取材に対し、関税の引き下げは「検討する価値がある」と明言しています。

さらにジェン・サキ大統領報道官も、「我々は政権発足当初から、前政権が実施した関税の一部は戦略的ではなく、かえってアメリカ人のコストを引き上げていると話してきた」と述べるなど、公式の場面でも政権の考えを発言し始めています。

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