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菅義偉首相が「2050年に温室効果ガスの実質排出量をゼロにする」「脱ガソリン車」という目標を掲げたことに対して、トヨタ自動車社長が反発を示しました。

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トヨタ自動車社長で、日本自動車工業会の会長でもある豊田章男氏はオンラインでの記者会見に、「(脱ガソリンでは)自動車業界のビジネスモデルが崩壊してしまう」「このままでは日本で車をつくれなくなる」と苦言を呈しました。

同氏は、日本のように火力発電の比率が高く、稼働原発が少ない状態で自動車の電動化だけ進めても、CO2排出削減にはつながらないと指摘。「(そうしたことを)理解した上で、政治家の方はガソリン車なしと言っているのか」と語気を強めたと、報じられています。

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