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イランで21日に国会選挙が行われ、反米の保守強硬派が勝利宣言を行いました。ロウハニ大統領を支える穏健派は大幅に勢力を失い、アメリカとの対話はますます難しくなっています。

保守派が勝利した大きな理由は、強硬派寄りの資格審査機関「護憲評議会」が、現職議員も含めた穏健派や改革派の立候補を認めなかったことです。

アメリカとの対話や改革を望んでいるイラン国民の中には、失望し、投票をボイコットした人も多くいたと考えられます。

最高指導者ハメネイ師は、「投票は信仰者の義務」だと訴え、投票率の引き上げに尽力していましたが、投票率は42.6%に低迷し、前回の2016年の投票率62%を大きく下回りました。