「生産性がない」という国会議員の言葉が波紋を呼ぶなど、社会的にも「LGBT」の問題に注目が集まっている。

こうした社会情勢を受けて、横浜市にある幸福の科学の教団施設「横浜正心館」で8月30日、「Just the way you are~LGBTの集い」が開かれた。

LGBTの悩みから不登校になる子供たちもいる

この集いは、同教団が運営する不登校児支援スクール「ネバー・マインド」が活動の一環として行っているもので、今回で3回目となる。

「ネバー・マインド」には、「心と体の性別の不一致」などで悩む子供たちも通っており、学校生活に耐えられず、不登校になりやすいことなどから、こうした集いを通じて、当事者や保護者、関係者などへの知識の啓蒙・交流を行っている。

本誌8月号にも、「知っておきたいLGBT 7つの知識」という記事を掲載したが、この縁から、本誌編集者もゲストとして参加。幸福実現党 神奈川県統括支部長の壹岐愛子(いき・あいこ)氏と、「人生どこからでもやり直せるセミナー」の講師などを務める横浜正心館スタッフの与国秀行氏と鼎談を行い、LGBTの基礎知識や当事者の声、適切な支援の必要性などについて語り合った。

鼎談では、LGBTなど多様性を認め合える社会の実現について語り合った。左から与国氏、本誌記者の駒井、壹岐氏。

人間は生まれ変わりの中で、さまざまな性別を経験する

鼎談では、雑誌「新潮45」8月号に、杉田水脈・衆議院議員の「LGBTには生産性がない」と記した寄稿について、壹岐氏は「会話の上で出た発言ではなく、雑誌に寄稿しているということは、当事者の方々の気持ちを考えていないのではないでしょうか」などと行き過ぎた表現を疑問視した。

その上で、"少数派"と呼ばれる方々の権利を尊重しすぎることの問題や、人間は永遠の生命を転生輪廻する中で、さまざまな性別を経験するという宗教的真理から、今回の性別を選んで生まれてきた意味を考えることの大切さなど、多様な価値観を尊重できる社会の実現が必要だと語った。

ネバー・マインドでは、今後もLGBTの集いを定期的に開催していくという。

(駒井春香)

不登校児支援スクール「ネバー・マインド」

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【関連書籍】

幸福の科学出版 『大丈夫、不登校は解決できる。』 不登校児支援スクール ネバー・マインド編

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