プーチン氏4年ぶりに大統領に返り咲き - Newsダイジェスト

2012.03.24

2012年3月4日 ロシア大統領選挙で勝利して涙を流すプーチン氏

2012年5月号記事

強力な親日政権の誕生に期待

3月4日のロシア大統領選でプーチン首相が当選したことは、日本にとって朗報だ。

04年の大統領選での得票率70%には及ばなかったものの、64%の得票で他の候補に大差をつけて勝利した。

プーチン氏が支持を集めたのは何と言っても実績の強さだ。前回8年間の大統領の任期中に、ロシアの政治的・経済的混乱を収束させ、国内総生産(GDP)を約5倍に伸ばすなど「強いロシア」の復活を実現した。

ロシアでは大統領を3期続けて務めることができないため、08年にメドベージェフ氏に交代したが、今回の選挙で4年ぶりに大統領に返り咲いた。この間、憲法改正で大統領の任期は4年から6年に変更されたため、 プーチン氏はあと2期12年、2024年まで大統領を務める可能性が高い。 そうなれば、首相時代も含めて、都合25年にわたる超長期政権となる。これだけの時間があれば、相当大きな仕事ができる。

ロシアとの関係強化で中国の軍拡路線を牽制せよ

プーチン氏はメディアのインタビューで 日露外交の長年の課題である北方領土問題について、「最終的に解決したいと強く願っている」と発言 している。同氏は柔道の有段者で親日家としても知られるだけに、返還への期待が高まっている。この親日ぶりは単なるパフォーマンスではなく、本物であることは、3月6日に幸福の科学総合本部で収録されたプーチン氏守護霊の霊言でも明らかだ( 公開霊言抜粋レポート- 『ロシア・プーチン新大統領と帝国の未来』――守護霊インタヴュー 参照)。

一方、隣の中国では20年以上にわたって軍拡路線を継続しており、次の指導者である習近平氏の体制が固まるにつれて、思想統制も強まっている。尖閣諸島をめぐる摩擦もおさまっておらず、日本の安全保障上の脅威となっている。

北朝鮮の問題と合わせて、反日的国家の軍事的脅威が増す中では、日米同盟の深化と、ロシアとの関係強化は極めて重要な意味を持つ。

米国への配慮から、軍事同盟とまではいかないまでも、 日露協商を結ぶ必要はあるだろう。 領土問題については、当然解決することが望ましいが、これまで「二島先行返還」か「四島一括返還」かで交渉は膠着状態に陥っている。まずは経済協力を先行させ、両国の関係を深めることが現実的な戦略だろう。

ロシアにとっても中国の軍事大国化は脅威になっており、シベリア開発では日本の協力を必要としている。日本も石油や天然ガスなどをロシアから入手できる。日露協商は両国双方にとってメリットがある。

この時期に、親日派の指導者を抱く強力な政権がロシアに誕生したことは、日本にとって僥倖とも言える。インドとの連携と合わせて、中国・北朝鮮を牽制する体制を整えたい。


タグ: 中国  北方領土  プーチン  2012年5月号記事  軍拡路線  日露外交  ロシア 

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