米中首脳会談で浮き彫りになった4つの意見相違【澁谷司──中国包囲網の現在地】
2023.11.27
アジア太平洋交流学会会長・目白大学大学院講師
澁谷 司
(しぶや・つかさ)1953年、東京生まれ。東京外国語大学中国語学科卒。東京外国語大学大学院「地域研究」研究科修了。関東学院大学、亜細亜大学、青山学院大学、東京外国語大学などで非常勤講師を歴任。2004年夏~05年夏にかけて台湾の明道管理学院(現・明道大学)で教鞭をとる。11年4月~14年3月まで拓殖大学海外事情研究所附属華僑研究センター長。20年3月まで、拓殖大学海外事情研究所教授。著書に『人が死滅する中国汚染大陸 超複合汚染の恐怖』(経済界)、『2017年から始まる! 「砂上の中華帝国」大崩壊』(電波社)など。
バイデン米大統領と習近平・中国国家主席は11月15日、サンフランシスコ近郊で会談した。
会談冒頭で、バイデン大統領は「気候変動から麻薬撲滅、人工知能に至るまで、私たちが直面する重要な世界的課題には、米中が共に協力することが必要だ」と述べた(*1)。
それに対し、習主席は「米中両国は必ず(様々な事を)対処しなければならない。両国の衝突の結果は誰も耐えられない。米中関係の未来は明るいと信じている」と応じた。
しかし、米中首脳会談では、両国の意見の間の4つの相違点が改めて浮き彫りになったのではないか(*2)。
(*1) 2023年11月15日付『中国瞭望』
(*2) 2023年11月16日付『万維ビデオ』
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