2030年代後半の太陽光パネル大量廃棄時代に向けて政府が検討会を開催 生産・廃棄にかかる環境負荷が実は甚大

2023.04.25

《ニュース》

2030年後半に耐用年数を超える太陽光パネルの量がピークを迎えることに向け、環境省と経済産業省が専門家による検討会を初めて開きました。

《詳細》

太陽光パネルの耐用年数は20年から25年とされています。過去10年で急速に導入が進んだことから2030年後半に耐用年数を過ぎるパネルの量のピークを迎えるとみられており、環境省は最大で年50万~80万トンに達するとの見通しを示しています。

老朽化した太陽光パネルの処理方法が不透明であることから、メガソーラーの立地住民からは不安の声が上がっています。一部の製品には有害な鉛やヒ素、セレン、カドミウムなどが含まれているものの、「メーカーが積極的に情報開示を行っていない場合」や、「メーカー側が情報が得られていない場合」があり、埋め立て処理などが適正に行われるかどうか、懸念の声が上がっています。

24日の専門家会議では、リサイクルを促進するための具体的な対応策を年内にまとめる方針が確認されました。地域ごとに、いつ、どれだけの量の太陽光パネルが耐用年数を過ぎるのか現状を把握すべきとの意見や、リサイクルを義務付ける法律を策定すべきなどの意見が出されています。

《どう見るか》

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タグ: 処理方法  検討会  老朽化  有害物質  廃棄  太陽光パネル  電気料金  耐用年数 

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