錬金術の歴史を振り返る-中世ヨーロッパの錬金術III- (前編)【HSU・志波光晴氏の連載「錬金術について」】

2020.12.09

HSU 未来産業学部プロフェッサー

志波 光晴

(しわ・みつはる)1957年、福岡県生まれ。神奈川大学経済学部経済学科卒業後、プラントメンテナンス会社、非破壊検査装置会社で働く中で理科系の研究者になることを決意。放送大学教養学部で理系分野を学び、東京大学先端科学技術研究センター研究生を経て、東京大学工学部より工学博士を取得。東京大学先端科学技術研究センター助手、(財)発電設備技術検査協会鶴見試験研究センター研究員、(独)物質・材料研究機構上席研究員を経て、2016年よりHSU未来産業学部プロフェッサー。専門は、材料工学、非破壊検査、信頼性評価。著書に「環境・エネルギー材料ハンドブック」(オーム社)など。

(1) はじめに─連載1年間を振り返る─

最近、複数の読者の方からお声をかけていただき、励ましの言葉と共に表現が難しすぎるとの叱責も頂きました。

大変恐縮するとともに、今回は前半で改めて自分自身の取り組み方を振り返りながら反省することで、読者の期待にお応えできるよう取り組んでまいりたいと思います。

本連載は、私がHSUに赴任後の2018年度の宇宙研錬金術班の調査研究活動と、それをまとめた2019年度の卒業生である丸塚久美子さんの卒論といった2年間のHSUでの成果が基になっています。昨年の11月より、リバティでの連載の機会をいただいたことで、錬金術を振り返り、HSUの目的である「アデプトの卵を育てる」とはどういうことかを探求し、「霊界科学の源流を創ろう」と決意しました。

なぜなら「アデプト」とは歴史的には錬金術師を意味する言葉であり、HSUの使命である新文明建設の基礎は霊性だからです。このような視点からこれまでの錬金術の調査内容を再検討すると、新たな疑問が次々に浮かび上がり、改めて文献資料と、幸福の科学の書籍や霊言を調べ直してきました。

その中で、私の経歴が文科系出身で、社会人になって理転したこともあり、文系と理系を融合した論考を進めようと試みました。


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タグ: アデプトの卵  ユダヤ教  ニコラ・フラメル  ヘルメス  唯物論  志波光晴  錬金術について  霊界科学  HSU 

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