一定の割合で現金決済を残すべき - あなたのお金が消える キャッシュレス4つのリスク Part.3
2019.10.29
2019年12月号記事
あなたのお金が消える
キャッシュレス4つのリスク
contents
一定の割合で現金決済を残すべき - あなたのお金が消える キャッシュレス4つのリスク Part.3
Interview
日本も"幸福な監視国家"に?
中国政府は、監視手段の一つにキャッシュレスを使っている。中国社会に詳しいジャーナリストに、その実態について聞いた。
ジャーナリスト
高口 康太
(たかぐち・こうた)
1976年、千葉県生まれ。ジャーナリスト。千葉大学人文社会科学研究科博士課程単位取得退学。ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。近著に『中国S級B級論』。
Book
『幸福な監視国家・中国』
梶谷 懐、高口 康太 共著
NHK出版新書
中国のキャッシュレスの普及率は、地域や世代によって大きな隔たりがあります。都市部の若者は、ほぼ100%がキャッシュレスですが、地方は現金決済が中心です。私の中国の友人も、年配の方は現金決済が多いですね。
中国の生活は、キャッシュレスなどのテクノロジーによって、どんどん便利になっています。これは同時に、政府の監視につながるものですが、99%の中国人はそのことを意識していません。
次ページからのポイント(有料記事)
監視社会は世界の趨勢
きちんと考えて答えを出す
情報を出せば出すほど利便性が上がるが、監視も強まる
キャッシュレスとの正しい付き合い方
「自由・民主・信仰」のために活躍する世界の識者への取材や、YouTube番組「未来編集」の配信を通じ、「自由の創設」のための報道を行っていきたいと考えています。
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