1937年12月17日、南京の入城式で、先頭を進む松井石根大将。

2014年12月号記事

南京大虐殺はなかった

南京攻略の司令官 松井石根大将の元女中が激白!

「旦那様の濡れ衣を晴らしてください」

来年は「戦後70年」の節目の年。日本は「南京大虐殺」「従軍慰安婦」で揺さぶられているが、ウソの歴史を正さなければ、軍事独裁国家・中国の覇権が世界を覆ってしまう。大虐殺の濡れ衣を着せられて処刑された松井石根・陸軍大将の元女中が、その素顔についてメディアに初めて語った。

(編集部 山本慧)

「日本の侵略の歴史の否認や歪曲は断じて許さず、軍国主義の捲土重来は断じて許さず、歴史の悲劇を繰り返すことは断じて許さない!」

中国の習近平・国家主席が9月、北京で行われた「抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利69周年」を盛大に祝した座談会で、こうまくし立てると、会場から大きな拍手が沸き起こった。

これ以前にも、3月にはドイツで「(日本軍に)30万人以上が殺害された」と発言。7月にもブラジルで「侵略の歴史を改変するあらゆる力を許してはならない」としたように、外遊する先々で対日批判を繰り返した。

近年、尖閣諸島周辺の領海侵犯など、中国は強硬な「反日路線」をひた走る。GDP世界2位の経済力と強大な軍事力を背景に、国際社会での影響力は、同じ反日路線を掲げた江沢民政権時代と比べものにならないほど大きい。

その中国は、来年戦後70年の節目の年に向けて、すでに反日プロパガンダ(政治的な宣伝戦)を仕掛けている。その象徴が、習氏の対日批判であり、6月に「南京大虐殺」「従軍慰安婦」の史料をユネスコの「世界記憶遺産」へ登録申請したことだ。

9月には、南京大虐殺記念館の朱成山館長が会見し、「中国を侵略した日本軍による南京大虐殺の暴行を明るみにし、日本の右翼勢力による歴史の否定という行動に反撃する」と発言。南京戦の生存者100人の証言を1日1人ずつ公開し始めた。