© 2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

 

2026年10月号記事

編集部がオススメする「今こそ観たい」映像作品。

「白鳥とコウモリ」

2026年9月4日(金) 全国公開

© 2026「白鳥とコウモリ」製作委員会

 

"真実"だけが二人の運命を知っている──

【原作】
原作:東野圭吾
【スタッフ】
監督:岸善幸 脚本:向井康介
【キャスト】
出演:松村北斗、今田美桜、柄本佑/前原滉/中村芝翫(特別出演)、井川遥、吉田羊、風吹ジュン/三浦友和 ほか
【配給等】
配給:松竹
【公開日】
2026年9月4日(金) 全国公開

 

レビュー

「私がやりました。"すべての事件"の犯人は私です」。

善良で評判のよかった弁護士・白石健介(中村芝翫)の刺殺事件は、容疑者として浮上した倉木達郎(三浦友和)の突然の自供により解決したはずだった……。

だが、容疑者の息子・倉木和真(松村北斗)と、被害者の娘・白石美令(今田美桜)は、それぞれの父の言動に違和感を抱いていく。「なぜ父は、殺人を犯したのか?」「なぜ父は、殺されないといけなかったのか?」。決して交錯するはずのない2人が出会い、手を取り合った時、"真実"が揺れ動き出す。

原作は、シリーズ累計185万部を突破した東野圭吾の同名小説。多くのミステリー小説とは異なり、事件の解決後から物語は始まる。そして、被害者遺族と容疑者家族の心情を軸に、重なり合う因果の連鎖へと観る者を誘う。

家族を信じる気持ちと真実を求める気持ちが織りなす、主演2人の繊細な情感の変化も大きな見どころで、本作のテーマである"罪と罰"をめぐるドラマに、重厚さを加えている。

悲劇の中に残る切なくも温かい心情や、人間を超えた大きな因果の不思議さに思いを馳せたくなる、とても印象的な作品だ。

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ザ・リバティWeb シネマレビュー

「白鳥とコウモリ」

(星4つ。満点は5つ)