2025年8月号記事
宇宙時代の今こそ知りたい
STAR WARS(スター・ウォーズ)は実話だった!
遠い昔、はるか彼方の銀河系で。いやあるいは、すでにこの地球の上空で……。
全世界で10億人のファンがいるとも言われている。
スター・ウォーズは、初期6部作だけで計13億人が劇場へ行き、VHSやDVDの購入は10億人。レンタルやテレビ放映、ネット配信を含めるとさらに数倍の鑑賞者がいると思われる。数十億人が見た、まさに"地球的映画"だ。
レーガン
「悪の帝国」演説の背景にも
その世界観は、娯楽の領域から染み出して、現実の精神文化にも影響を与えてきた。
イギリスのある国勢調査では、40万もの人々が「信仰欄」に「ジェダイ」と書き込む社会現象が起きた。キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教に次ぐ、四番目に大きな"宗教"になってしまった。
何よりインパクトが大きかったのは本場アメリカだ。
第一作目「新たなる希望/エピソード4」が公開されたのは、冷戦さなかの1977年。ベトナム戦争のトラウマから「正義」という言葉に冷笑的な風潮が漂う時代だった。「善と悪の戦い」を惜しげもなく描いた本作のヒットで、その空気が一変。3年後の大統領選で、「伝統的な価値観の復活」を訴えたレーガン政権誕生につながった。

「悪の帝国」演説を行うレーガン大統領。
※文中や注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。
宇宙時代への「事前通知書」!?
「現代の神話」スター・ウォーズ─その奥に、古代中東の記憶?
今この瞬間も起きている 光と闇の宇宙攻防戦