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米政府から流出したとされる機密文書により、「台湾は中国の空爆に脆弱である」ことを、アメリカ側は懸念していることが分かりました。米紙ワシントン・ポストがこのほど報じました。

《詳細》

米紙が報じた米国防総省から流出した文書によれば、台湾当局者は防空網がミサイルの発射を正確に探知できるか疑っていること、台湾の戦闘機の半数以上が任務を遂行できる状態ではないこと、戦闘機をシェルターに移動させるのに1週間以上かかり、中国が移動する前に攻撃すれば大きな問題が起きること、などが記されているといいます。

そして、中国の人民解放軍の近代化や民間フェリーの軍事利用などにより、差し迫っている台湾侵攻を察知する米情報機関の能力が"浸食"されていると指摘。一方、台湾の防空部隊は、全ての部隊が今どこにいるかを確認する能力がないため、例えば複数の部隊が同じ標的を攻撃するリスクもあるようです。

ワシントン・ポストは、「中国の戦力と台湾の脆弱性を包括的に分析したものとは到底言えないが、文書を総合すると、台湾の全体的な準備態勢の厳しい状況を描いている」と伝えています。

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