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アメリカ政府はこのほど、新たに366件の未確認飛行物体(UFO)に関する目撃情報があったとする報告書を公表しました。

《詳細》

報告書は、同国の情報機関を統括する国家情報長官室が、昨年7月に国防総省に設置された「全領域異常解決局(AARO)」と共同で起草し、議会の委員会に提出した年次報告の非機密版です。2021年に公開された最初の報告書の改定版となります。

前回の報告書では、21年3月までの17年間にわたる「未確認航空現象(UAP)」報告事例が144件含まれていました。

今回公表された新たな報告書によると、前回以降から昨年8月30日時点までの約17カ月の間に、新たに119件のUAPが目撃報告されたといいます。加えて21年3月以前に発生したものの未報告だったケースも、247件追加されました。そのため現在、累計510件の目撃情報が寄せられている形になります。

各目撃情報についてAAROが分析したところ、うち26件が「ドローンやそれに類するもの」、163件が「気球など」とされました。一方、171件については「未解明」という評価になり、一部については「異常な飛行特性や性能を有しており、さらなる分析が必要」とされています。

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