《ニュース》

ロシアによるウクライナ軍事攻撃などによる食料価格の高騰などを受け、主要な食料の輸出禁止を打ち出す国が相次いでいると、9日付日本経済新聞が伝えています。

《詳細》

7日時点で実質的な輸出禁止に踏み切った国は、インドやマレーシア、アフガニスタン、アルジェリア、カザフスタン、ガーナなど20カ国です(米シンクタンクの国際食糧政策研究所調べ)。いずれも小麦やパスタ、砂糖、植物油、ジャガイモ、トウモロコシ、牛肉、鶏肉など、食卓や飲食業で欠かせない品目ばかりです。

世界第2位の小麦生産国であるインドは、5月中旬に小麦の輸出を停止。砂糖生産量も世界首位ですが、砂糖の輸出も制限しています。

世界的な食料の供給不足は、世界第5位の小麦輸出国で、世界のヒマワリ油の輸出シェア5割弱を占めるウクライナからの輸出が困難になったことのほか、インドやパキスタンを襲った熱波なども理由とされています。

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