2022年1月号記事

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なぜ私はスマホを使わないのか?


今や持たない人の方が"少数派"となったスマートフォン。
しかし、気を付けなければ、雑情報にまみれ、生まれてきた目的そのものを見失う危険がある。
あえてスマホを使わない知識人に、その理由を聞いた。


インタビュー

スマホは文明衰退の罠

経済学者

鈴木 真実哉

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(すずき・まみや)早稲田大学卒。同大学大学院経済学研究科博士後期過程単位取得後退学。聖学院大学教授などを経て、ハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)経営成功学部ディーン。著書に『理念経済学が日本を救う』(幸福の科学出版)など。

知的生活を送る上で不必要であり、むしろ邪魔になるため、私はスマホを使いません。

そもそも「便利だから買う」というのは経済学的に見れば、気分を高揚させて使いもしないものを買わせるバーゲンと同じ。便利というのはあくまで手段であって、目的が必要です。つまり、「スマホは本当に必要ですか」ということです。

自分の時間を制御できない人は"奴隷"と同じ

大川隆法・幸福の科学総裁は『富の創造法』で、神が人間に与えた最大の資源は時間だと説かれています。時間を無駄にする者は、神の愛を無駄にするのと一緒であり、逆に時間を価値に変えていくことが「経済」なのです。

世に大富豪とされる人たちの生きた時間は普通と同じか、短いことも多い。では、なぜあれほどの価値を生み出し、巨万の富を築けたのか。それは、時間の使い方がうまかったのです。

一方で、自分の時間を自分でコントロールできない人は本質的に"奴隷"と同じであり、豊かになることはありません。現代において時間を最も無駄にする入口がスマホであり、それが「便利だから」という言葉で正当化されているのです。挙句の果てには、必要もないのに気付けばスマホを確認している。覚せい剤の依存と変わりません。