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中国が、環太平洋経済連携協定(TPP)への加盟を正式に申請しました。

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中国商務省は16日、王文濤商務相が、TPP事務局の役割を担うニュージーランドのオコナー貿易・輸出振興相に申請書類を提出したことを発表しています。中国の習近平国家主席は、2020年11月のアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議で、TPPへの加入を「積極的に考える」と発言していました。TPP交渉に際しては、全加盟国からの承認を得る必要があります。

TPPでは、日本が輸入する農産品や工業品などのうち品目数ベースでおよそ95%、輸出品では100%近くで関税が即時、または段階的に撤廃されるため、加入国同士の経済的な結びつきは強固なものとなります。

アメリカ国務省の報道官は、中国の加盟申請を受けて、「中国の非市場的な貿易慣行と他国に対する経済的な威圧が(加盟を認めるかどうかの)加盟国の判断要素となるだろう」と批判。中国がTPPに参加する11カ国から加入の承認を得ることは難しいとの見方を示しています。

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