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中国で1日から、18歳未満の未成年を対象にオンラインゲーム利用を1週間で計3時間に制限するルールが適用されました。当局は、中国国内のゲーム依存問題対策として必要な措置だと説明しています。

《詳細》

中国当局は、若者をインターネットやゲームへの依存から守るためとして通知を出し、オンラインゲームを提供する企業に対し、ゲームにログインする際、実名と国家が与えたID番号を入力するよう対応することを義務化しました。

この措置によって、18歳未満の未成年が月曜から木曜までオンラインゲームをすることを禁止し、金曜と土日、法定休日は午後8時から午後9時まで1時間だけの利用を認めました。

7月末にも、中国共産党と中国政府が連名で、競争の激化によるストレスを軽減するための通達を発表。小学1、2年生には主要教科の宿題をなくし、中学校の宿題に関しては1時間半以内に終わる量にするよう指示し、「頑張っても宿題が終わらない子は無理をさせずに寝かせよ」など、細かい指導が入っています。また、学習塾が試験対策で学校の教育課程を教えることや、営利目的での事業を禁止しています。

他にも、「部屋の片付けを他人任せにしないように責任感を持たせること」などが明記された、家庭内での教育の在り方を規定する「家庭教育促進法案」を審議中で、年内に成立する公算が大きいと見られています。

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