《ニュース》

福島第一原発事故で避難指示が出された福島県双葉郡の8町村で、震災関連死に認定された1504人のうち約7割が、亡くなるまでに3回以上、避難先を移動していたと、9日付読売新聞が報じました。

《詳細》

多くの被災者が、避難先を転々とする中で体調を壊している実態が、浮き彫りになりました。

8町村の震災関連死は、地震・津波などによる直接死の7倍以上。年齢別では、70歳以上の高齢者が8割以上を占め、このうち7割が高血圧や糖尿病などの持病があったといいます。

死亡原因については、避難生活による「ストレスや体調悪化」が58%、移動など「避難の過酷さ」が57%、自殺が2.4%でした(大熊・双葉両町のみが情報開示)。

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