2021年3月号記事

Interview

地域を発展させる「秘策」

南東北

福島県と山形県で活動する幸福実現党の代表者と地方議員に、
地域の発展へ向けた提言・取り組みについて聞いた。

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「自分もお役に立ちたい」という
皆様の誇りが、新庄の宝です

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現職

幸福実現党 山形県新庄市議会議員

山科 春美

(やましな はるみ) 1966年生まれ。新庄市立萩野中学校、山形県立新庄南高等学校卒業。銀行勤務などを経て、2019年に初当選。幸福実現党新庄市地区代表。家族は夫、長男夫婦、次男、父、母。好きな言葉は「感謝」。

新庄市は「障害者に優しい街づくり」を掲げています。過日、障害者施設でお話を伺ったところ、一般就労ができる障害者の方が、交通の問題で困っていると知りました。市に伝えたところ、解消に向けて取り組んでくれるとのことです。

高齢の方からはよく、「免許返納後の足に困っている」と相談を受けます。一般質問で取り上げたところ、市も移動支援の体制づくりを検討しているとのことでしたので、実情に合った支援が実現するよう、働きかけてまいります。

地域を回っていると、「自分も何か地域のお役に立ちたい」という方がたくさんいらっしゃいます。その誇りを尊重し、絆をパワーとして頂くためにも、町内会の集いを大切にしたいと思っています。日程調整や集いの準備など、少しお手伝いしただけで、集まりが復活したところも出ています。

これからも信用・信頼を大切に、町づくりに取り組んでまいります。

女性の視点を生かし住みやすい小野町に

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現職

幸福実現党 福島県小野町議会議員

会田 百合子

(あいた ゆりこ) 1962年生まれ。小野市立小野新町中学校、福島県立小野高等学校卒業。会社員。2020年に初当選。幸福実現党福島県本部代表。家族は長男。好きな言葉は「コツコツと努力する者が最後に勝つ」。

2020年の選挙で、小野町で25年ぶりの女性町議に当選させていただきました。

全国各地でマイナンバーの漏洩が問題になった時に、町での個人情報保護の取り組みについて一般質問で取り上げたところ、町民の方から喜びの声をいただきました。一人暮らしのご高齢の方も多いので、「二世帯で住むと減税になる仕組みづくり」の実現も検討したいと思います。

昨年の夏、保護者の方から、学校の近くの国道沿いの雑草が伸びっぱなしで、子供の背丈ほどなので危ない、とお電話をいただきました。県が管理しているので、町から連絡を入れて刈り取ってもらいましたが、今後も、防犯対策にもつながる町の環境整備を進めてまいります。

小野町には常磐道、あぶくま高原道路につながるインターチェンジがあり、県道小野富岡線も完成予定です。産業の振興や町おこしにも力を入れてまいります。

自助努力の精神が
発揮できる福島を実現したい

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幸福実現党 福島県本部副代表

酒井 秀光

(さかい ひでみつ) 1967年生まれ、二本松市出身。福島県立福島高等学校、福島大学教育学部卒業。警備会社などを経て、弱電機器商社勤務。家族は妻。好きな言葉は「Day by day, in every way, I'm getting better and better.(日々、あらゆる面で私はよくなっていく)」。

東日本大震災から10年が経ちました。福島第一原発事故で、福島は大きな影響を受けましたが、「低線量放射線」が健康にほとんど影響せず、「福島は安全」であることが多くの方に浸透してきたと思います。物質的にも復興は進んできましたが、「補助に頼ればいい」という意識が抜けないことを問題視する声もあります。いつまでも「助けられる側でいる」ままでは、「魂の復興」には至りません。

昨今のコロナ対策をとっても、見えない恐怖が先立つことは、放射線への恐怖心と重なる面があると強く感じます。コロナ禍で政府は休業要請などを繰り返していますが、そうなれば国民は補助を求めるか、事業をたたむしかなくなります。

私たちは皆、神仏の子であり、自分自身の人生を自ら切り開いていく力を持っています。その力を尊重し、自助努力の精神が発揮できる福島を実現するため、力を尽くしてまいります。