《ニュース》

アメリカのトランプ政権が中国政府によって行われる新疆ウイグル自治区のウイグル族への弾圧について、国際法上の犯罪となるジェノサイド(民族大量虐殺)と認定するかどうかの検討に入ったことを、アメリカ当局者が24日、共同通信に明らかにしました。

《詳細》

アメリカ国務省の国際刑事裁判所を担当するタン大使が検討作業を取りまとめ、ポンぺオ国務長官に報告する予定。しかし、報告の具体的な時期は明らかになっていません。

ウイグル族に対する大規模な強制収容や強制労働、思想教育が、欧米を中心とした国際社会から批判を集めています。人口抑制を目的とした、女性に対する不妊治療や中絶の強制も報告されてはいますが、中国は否定の立場を保っています。

ジェノサイド条約には人種や民族、宗教などが異なる集団を破壊する目的で行われる殺害や迫害を「ジェノサイド」として定義し、国際法上の犯罪として規定しています。

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