2020年9月号記事

今年の下半期に懸念すべき最大のリスクの一つは、
「コロナ恐慌」に伴う自殺の増加だ。
自殺を減らすため、私たちができることとは─。

(編集部 河本晴恵、山本慧)


contents


自殺はなぜ、いけないのか

今知ってほしい、魂の真実

人間は、死んだらどうなるのか。

自殺を考える前にぜひ知っていただきたい、人生の真実を紹介する。

人間は死んでも終わりではない

人間の本質は魂である。亡くなった後も終わりではない。

通常、死んだ人の魂は、導きの霊に連れられて「三途の川」を「彼岸」、つまり「あの世」へと渡る。ここでまず自分の一生を振り返った後、その心境に応じて天国か地獄へ赴くことになる。

人間は、何度もいろいろな時代に生まれている。さまざまな経験を通して魂を磨くためだ。

この世に生まれる前には、前世の反省をもとに、人生計画を立てる。両親と親子になる約束、多くの人とも出会う約束をして生まれてくる。

自殺は、こうした人生修行を放棄することになる。自殺した本人も苦しむが、家族や周りの人、その先の人生で約束していた人たちも不幸にする、最悪の選択だ。

次ページからのポイント

漫画「自殺したらどうなるか」

自殺するとこんなに苦しい

Interview 「自殺防止相談窓口を開設 苦しい心に寄り添うには」