コロナ禍で、注目を集めている「都(みやこ)」があります。

古都・奈良──。

奈良の国分寺として建てられた東大寺には、鎮護国家を祈念して造られた「奈良の大仏」が鎮座しています。

大仏と大仏殿の創建時の建造費は、現在の価値で約4657億円。しかも、2度にわたる戦火により、焼失と再建を繰り返してきました。その軌跡をたどってみます。