Photo&Text by Teru Iwasaki

スコータイの大仏 ──恐れない不動のもの──

鉛筆の尖端状に切り取られた細長い入り口の真正面から、大仏が姿を顕す。

壁の裂け目から手前が自分の心となり、「実はあなたをいつも見てるんですよ」と語りかけられているような錯覚に陥った。